これからの季節に利用が急増!タオルの製造過程。

2016年 7月 29日

タオル

いよいよ夏が来ました。今年もまた暑くなる予測でうんざりな筆者です。
そんな暑い時期に欠かせないアイテムがタオルです。
今回はそんなタオルの製造過程に密着です。

まず材料となる綿花を仕入れてきて検査です。
綿花の繊維のもつれた部分やゴミなどを除去するところからタオル作りははじまります。
この肯定が終わったら繊維の向きを整えたり、引き伸ばしながら糸を作ります。
何度もこの作業を繰り返し、規定の太さに揃えたり品質を良くしていきながら綿糸にしていきます。
そして一定の水準に達したら綿糸を漂白・染色用の芯に巻き変えます。
巻き変えた綿糸は糸精練染色機の釜に入れ、低温でオゾンと繊維うぃ反応させてオゾン漂白を行います。
オゾンは天然の物質でありながら、常温での酸化漂白力がとても強く、短時間で事故分解する特性が活かされています。
その後、水に溶かした染料の釜に入れて染色作業を行います。
染色が終わると綿糸をタオル生地に織る時に糸が切れないように糊付け作業を行います。
それが終われば乾燥させて製織用の芯に巻き変えます。
製織作業ではCADなどで作成したデザインに応じて織機にセットし綿糸を織っていきます。
ジャッガードカードと呼ばれる穴を開けた紋紙を使って複雑な文様も織っていきます。
タオルの場合は縦糸を緩めて弛ませたところに横糸を通しループを作るように織ることでタオル生地が完成します。
完成したタオル生地は洗浄して糊を落とします。
そして所定の幅や長さに裁断します。
デザインによっては刺繍などを施します。
最後に製品検査を行い、問題がなければ出荷されます。