製造業出荷ミスによる実例 前編

2013年 10月 4日

製造業出荷ミスによる実例 前編

製造業界では無くとも、出荷ミスによる様々な弊害があります。
本文では実際に起きたA社B社C社での出荷ミスについての実例を
ご紹介致します。

A社は、あらゆる企業向けに製品を製造し、出荷する業務をしております。
主な顧客先はB社であり、B社の大元の顧客先はC社でありました。

A社の出荷担当者であるBさんはまだ入社してから1ヶ月経っておらず、
前担当者の引き継ぎも、たったの1週間という短さでした。

出荷業務でミスを行えば、後々に大ごとになる事は明確です。
大方の企業ではダブルチェックという工程を取っており、A社でも出荷業務は、
新米のBさん。そしてベテランのCさんが最終チェックをして出荷を行うという
業務を行っていました。

しかし、とある日、Bさんは血相を変えて走り込んできた社員Dさんに怒涛の勢いで
質問攻めに合いました。

「一週間前の○○の製品。しっかり確認した覚えある!?」

Bさんは記憶辿って、一週間前のその製品の出荷業務を思い出しました。
いつもは100単位で出荷される製品が、その時はなぜか107であり「7」という端数が
あった事を。しかし、本人は一週間前の記憶なので、100と7で出荷カードをはっきり区分けした覚えがありませんでした。

後編へ続きます。