» 数千年の時を超え…。空飛ぶ仏像プロジェクトが面白い!

数千年の時を超え…。空飛ぶ仏像プロジェクトが面白い!

鎌倉、牛久、奈良。この3か所に共通しているものと言えば何でしょうか?そうです。大仏です。その大仏様ですが、蓮の上で座ってるイメージがありますよね。でも、今日でそのイメージが覆るかもしれません。今日は今どきの仏像のお話です。

仏様の一大プロジェクト

今回の話題の主人公は、京都を拠点に活動する仏師の三浦耀山(みうらようざん)さん。仏師とは仏像を作る人の事で、三浦さんは仏像の作成、修理を請け負いながら、とあるプロジェクトを進めていました。それは「仏様をドローンに乗せよう!」というもの。急に現代的な物が出てきて頭の中に「?」が浮かびそうですが、勿論目的があっての事。三浦さんはドローンに乗せた仏像で来迎図(らいごうず)というお釈迦様がお迎えに来る様子を描いた絵の再現を試み、コロナ禍や飛行規制などを乗り越えこのほど完成に漕ぎ着けたそうです。

ぶつかったのは数千年前と同じ悩み

このプロジェクトが始まったのは2018年。仏師という仕事上、仏様に造詣の深かった三浦さん。来迎図を見たときに「今ならドローンで再現出来そうじゃないか」ということで挑戦を始めたそうです。早速ドローンを飛ばしてみたものの、初フライトは木製の仏像を飛ばすには若干不安が残る結果となってしまったようです。それ以来、「仏像をどれだけ軽くするか」という千年前の仏師も悩んだ課題に三浦さんは試行錯誤していきます。

解決の糸口現代の技術に

そんな中三浦さんが出会ったのは、3Dプリンター。仏像の中を空洞にすることでドローンを安定して飛ばすことに成功したんです。こうして朝鮮から8年が経った今年6月、イベントも開催され、なんと25台ものドローンを使った「リアル来迎図」が再現されました。ちなみに飛ばしている仏像はドローンに乗るサイズとはいえ漆や金箔など、職人さんが手間を惜しまず作ったもの。精巧な造形を伝統技術で、軽さを現代の技術で両立した令和の仏像は、今日も空から僕達を見守っているかもしれません。

出典・引用

・ものづくり新聞「テクノロジーで伝統の“来迎図”を表現!仏師・三浦耀山さんが8年かけて挑む『ドローン仏』 」(2026年8月10日公開、2026年10月7日閲覧)