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蓄電器システム

蓄電器システムの銘板

アルミ板 サイズ75×190 厚み1.0 彫刻方式


 

蓄電器システム、電気エネルギーを一時的に蓄えて、必要なときに放出・供給できるシステムのことを指します。英語では「Energy Storage System(ESS)」とも言います。


🔋 蓄電器システムの概要

蓄電器システムは、電力の安定供給や電力ピークの抑制、再生可能エネルギーとの連携のために使われるシステムです。電気を蓄える装置(蓄電器)と、それを管理・制御するシステムで構成されます。


🧩 主な構成要素

  1. 蓄電装置(Battery / Capacitorなど)

    • リチウムイオン電池

    • 鉛蓄電池

    • 全固体電池

    • スーパーキャパシタ(高出力が可能)

  2. パワーコンディショナ(PCS)

    • 直流(DC)と交流(AC)の変換装置

    • 電力の出入りを制御

  3. 制御装置(EMS:エネルギーマネジメントシステム)

    • 電力の使用状況を監視・最適化

    • 過充電や過放電の防止

  4. インターフェース(通信・モニタリング)

    • システムの状態を監視

    • スマートグリッドや電力網と接続するための通信装置


⚙️ 蓄電器システムの用途

用途 説明
再生可能エネルギーとの連携 太陽光や風力発電の不安定な出力を補う
ピークシフト/ピークカット 電力使用量のピークを抑制し、電力料金を削減
非常用電源 停電時のバックアップ電源として
モビリティ 電気自動車や鉄道などの動力源として
スマートグリッド 地域全体の電力管理への活用

🏠 例:家庭用蓄電システム

  • 太陽光発電と連携して、自家消費を最大化

  • 昼間に発電 → 夜間に蓄電池から供給

  • 停電時にも電気が使える安心感


📈 メリット・デメリット

メリット デメリット
電力の有効活用が可能 導入コストが高い
停電対策として使える バッテリーの寿命・劣化がある
再エネの導入を促進できる 発火・過熱などの安全管理が必要

 

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