航空機用ジャッキ
2025年5月8日
航空機用ジャッキ装置銘板例
アルミ板 サイズ63×80 厚み0.8 4-φ2.5 4-R2 黒 半艶
「航空機用ジャッキ」とは、航空機の整備や修理を行う際に機体を持ち上げるための専用ジャッキ(昇降装置)のことを指します。これは自動車用のジャッキと比べてはるかに大きく、構造も複雑で、安全性が非常に重視される機材です。
以下は、航空機用ジャッキの主な種類と特徴です:
🔧 主な種類
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トリポッドジャッキ(Tripod Jack)
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三脚型で、機体の主脚(メインギア)やノーズギア(前脚)を支える。
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通常、航空機の地上での全体的な持ち上げに使用。
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高さ調節が可能で、油圧・手動両方の方式がある。
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アクスルジャッキ(Axle Jack)
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車輪ごとの整備用。主にタイヤ交換やブレーキ点検時に使用。
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自動車用のジャッキに似ているが、航空機の重量に耐える設計。
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携帯性が高く、整備スタッフが簡易に持ち運べる。
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ジャックポイント(Jack Point)
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ジャッキをかける専用の機体側のポイント。設計上の指示が厳密に決まっており、誤って違う場所にかけると機体が損傷する恐れあり。
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🛠 使用時の注意点
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水平状態の保持(Leveling):整備中に機体が傾くと重大事故につながるため、複数のジャッキでバランスを調整する。
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地面の状態確認:硬い、水平な地面で使用する必要がある。
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風対策:屋外での作業時は、機体の転倒防止策が求められる。
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