気候変動の問題に直面する農業・ものづくり

2019年 12月 20日

(画像、氷河)

国連の機関が気候変動、地球温暖化の影響で農産物の収穫不足に陥る可能性があると警鐘を鳴らしていることが報じられました。
農業に関しては、世界的には人口増加に対して食料の供給量が不足することが予想されると農業系の商社からも声が上がっています。
日本では目下、人口減少・超高齢化社会・少子高齢化などの社会問題を抱えています。
一方で世界的には人口増加へ向かっている流れではあります。
今年の8月上旬には欧州のフランスでトウモロコシの成熟不足が気候変動の影響を受けているといいます。
他にもフランスでは気温の温暖化によって畜産牛の食欲が低下し、生乳の生産量が下がっているといいます。

気候変動・地球温暖化にともなう問題は暑い夏だけではなく、寒い冬の時期にも寒波が南下しやすくなると専門家が分析をしています。
気候変動・地球温暖化の問題は今・最近では国連の会議で大きく取り上げられているテーマとなってきています。
ものづくりの中で考えてみると、エネルギーの生産・供給の源、エネルギーの消費の仕組みなどが、
これからもっともスマートにしていかなければならないのではないかと考えられます。
2019年8月上旬執筆現在でもCO2を出さない燃料電池仕様のバスの走行が豊田市で開始されていると報じられています。
環境問題対応仕様としてのエネルギーの使い方はこれからより良いかたちが開発されていく、
そういう必要に迫られていくかもしれないと予測されます。

中国では都市の大気汚染が深刻で、大気汚染対策として環境仕様の自動車の新車の販売・購入が優遇されています。
日本のクルマ製造メーカーは例えばトヨタ自動車があらゆる知恵と工夫を最大限発揮しようと努めています。
CASEやMaaSなどの略語に象徴されるような技術的な大きな課題もあれば、地球環境問題への具体的な対応仕様も
他方で求められてくるのではないかと考えさせられるようになってきました。

筆者は親戚のエンジニアの方から、ものづくりは「身近なことが役に立ちます」というアドバイスを受けたことがあります。
全くその通りで、現実問題としては身近なモノやことから変えていくしかないというのが正解の1つかもしれません。