自動車の新たな燃費基準、WLTP

2019年 3月 22日


(イメージ画像)

WLTP
「WLTPとは英語のWorldwide harmonized Light vehicles Test Procedureの頭文字の略です。
日本語では「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」と言います。
2014年3月にスイスのジュネーブで開催された国際連合自動車基準調和世界フォーラム第162回会合において、乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)は世界統一技術規則(GTR)として成立しました。
国土交通省は、2016年(平成28年)10月31日に、日本国内の排出ガス/燃費試験の基準を2018年10月からWLTPに全面的に移行すると発表しています。」
(「」WLTP Wikipediaより引用)

2018年8月に、ドイツのフォルクスワーゲンとダイムラーはWLTPの燃費試験への対応が遅れて、生産された新車の出荷が遅れたりしていると報じられています。
日本の自動車メーカーではWLTPの燃費試験にいち早く対応できているそうで、生産された新車の出荷には問題が出ていないといいます。
「ちなみにアメリカの環境保護庁はこの新しい燃費測定方法から早々に離脱しています。」
(「」、WLTP Wikipediaより引用)

WLTPは日本でも導入が始まっている燃費試験法です。
上記の通り2018年10月から自動車の新車製品の燃費試験がWLTPで行われるようになっています。
対象車は2018年10月からの新車だけでなく、2020年9月からはすべての車種がWLTPの燃費試験の基準の対象にすべしと決められているようです。
いずれはすべての車種にWLTPの新燃費試験の対応が必要となるのでこれはけっこうな手間がかかるだろうと予測されます。

燃費は購入する自動車を選ぶ際に最も重要な評価項目の1つです。
筆者の家庭での新車購入の際にも重要視されました。
筆者の家族の場合だと購入時に燃費性能とハイブリッド仕様、そして価格を見て購入車種を決めています。
自動車の購入には買う人の好みが買い物に大きな影響を及ぼすと筆者は身近な人を見ていてそう感じます。
そういう人を見ていると、必ずしも燃費だけが重要な評価項目ではなさそうですが、それでも燃費性能は大事だと筆者も考えます。