ドレントラップの銘板例
2022年11月4日
<例>アルミエッチング銘板

蒸気ラインでの凝縮水の排出装置の表示板
【ドレントラップ】
圧縮された高圧空気や水が気体になった水蒸気中の水分が圧縮して液体となる凝縮で発生するドレン水を外に出す。大気を圧縮する過程で発生したドレン等を溜め込み、水分のみを外へ排出する機器です。
バルブ銘板は. 種類、流路の主体部分を構成する耐圧部品の弁箱、呼び圧力、及び呼び径などが記載される。注意事項、設置後の運用維持管理やメンテナンスなどに銘板は必要になります。

ドレントラップの特徴と仕組み
・目的
気体の流れの中に含まれる余分な液体(主に凝縮水)や不純物を分離・排出し、システムの効率や安全性を確保します。
・仕組み
ドレントラップは通常、重力や圧力差を利用して液体を分離します。一部のトラップは、機械的な部品やセンサーを使用して自動で開閉する仕組みを持ちます。
・種類
機械式トラップ
浮き球やバイメタルを使って自動的に液体を排出します。
熱動式トラップ
温度変化を感知し、適切なタイミングで動作します。
サイホン式トラップ
圧力差を利用して液体を排出します。

用途
1.蒸気配管
蒸気ラインでの凝縮水の排出。蒸気の流れを維持しながら、ライン内部の水分を取り除くことで腐食や熱効率の低下を防ぎます。
2.空調設備
冷房や加湿器などの設備で発生するドレン(水滴や湿気)を排出し、システムの効率を保つ。
3.圧縮空気システム
圧縮空気内に含まれる水分を除去し、機器の損傷を防止します。
4.産業設備
化学工場や食品工場などで、液体や不純物を迅速に排出し、製品の品質や安全性を確保する。

メンテナンスの重要性
ドレントラップが詰まったり機能しなくなった場合、以下の問題が発生する可能性があります:
・配管内の圧力損失
・機器の腐食
・エネルギー効率の低下
定期的な清掃や点検、必要に応じた部品交換が推奨されます。