いろんな動物を真似たロボット

2017年 4月 11日

peppa-

皆さんはロボットというと何をどんな形のロボットを思い浮かべますか?
多くの日本人は某有名猫型ロボットのように二足歩行して自立するロボットを思い浮かべるのではないでしょうか?
またある人は人と対話する感情認識ヒューマノイドロボットを思い浮かべるでしょうか?

日本はよく様々な工業製品やサービスが独自の進化・発展を遂げるガラパゴス化が進む傾向があります。
ロボットに関しても大手の関心はその方向に向かっていると海外のジャーナリストは指摘しています。
ヒト型だったり娯楽用だったりとエンターティメント用ばかりのロボットが日本で作られているという指摘です。

では海外ではどうなのか。様々な例を挙げようと思います。
まずはアメリカ、ロブスター型ロボットロボロブスターです。
海底を歩きながら機雷を探します。開発者によるとロブスターが餌を探す動作が嫌い探知にうってつけだとのことです。
これに似たような海底探索のロボットはお隣韓国ではカニ型で作られています。
同じ水の中をフィールドにするロボットにクラゲ型ロボットがあります。テキサス大学が作ったロボジェリーは形状記憶合金と人工筋肉でできています。エネルギーを海水中

からとるので燃料いらずです。水質調査や生態系観察に利用されます。
魚型ロボットも研究者の間で人気です。
次世代の養殖技術とされる放牧漁業で群れのリーダー魚にして利用される計画があります。

海ときたら次は空。独フェスト社では鳥にそっくりな羽ばたく鳥型ロボットを開発しました。
翼開張が2mもあるのにわずか450gの軽さ。羽を柔らかくねじり本物の鳥そっくりに空を飛びます。
無人偵察機としての活躍が期待されます。

陸上でも様々なロボットが開発されています。
軍用犬ロボットLS3は環太平洋合同演習に参加しました。
またヘビ型ロボット、16個のモジュールからなり、各モジュールには2つの間接があります。
これによりヘビのように狭いところでも活動が可能になりました。
原子力発電所などで人が入れないようなところに侵入しての活躍が望まれます。

このように海外では軍用が絡んできて実用的なロボットが開発されています。
もちろん日本でも開発はされていますが、どうも冒頭に書いたようにロボットでもガラパゴス化が進んでいるように感じます。