アルミニウムの陽極酸化表面処理

2017年 5月 2日

アルマイト処理

アルミ銘板,アルミパネル銘板で使用するアルミ板は、アルミニウムの陽極酸化法による表面処理した材料を使用します。

<アルマイト板>

◆アルミニウムの表面を陽極とし主に強酸中で水の電気分解により、強制的に酸化させコーティングする 表面処理。

◆硫酸・蓚酸等を電解液として電気分解し、アルミニウムの表面にAl2O3の皮膜を生成。

◆表面に特異な形状をした厚い酸化皮膜を生成されます。

◆アルミニウムに光沢・艶消し・ブラスト・ヘアーライン等機械的・化学的前処理をした板があります。

◆銘板にはアルミ地板、黒色板の2種類を使用します。

◆NC機械にて、アルマイト処理済みを銘板サイズに切り抜き、文字は彫刻で作成します。

  NC彫刻機 ⇒ 文字彫刻と切抜き加工 ⇒ アルミパネル銘板
NC-02 NC-03 957-panel  734-panel

 

<用語>

アルミ酸化皮膜・・・空気に触れることによって酸素と反応し酸化皮膜を生成して腐食を防ぐ。

コーティング・・・部材の表面を表面処理により薄い皮膜で覆い、素材を保護したり、機能性をもたせる。

Al2O3・・・アルミナ、化学的に安定し高硬度、絶縁、耐熱性に優れ、機械的強度のバランスが良い素材。

ブラスト加工・・・圧縮空気によってアルミの表面にたたきつけ、表面を粗し艶消しにする。

ヘアーライン・・・髪の毛ほどの細かい傷をアルミ板表面に一方向につけたブラッシング加工。