アクリル板でつくる銘板
2017年 5月 1日
アクリル銘板は、アクリル樹脂透明板の裏面に、ラッカー・シンナーに溶けにくい塗料を
熱硬化塗装した彫刻銘板材料を使用します。
◆シンナーで拭いても塗装ははがれません。(但し長時間浸透させると剥離します)
◆メタクリル樹脂の押出板ではクラックが発生しやすい為、キャスト板を原材料として使用した材料です。
◆白 N-9.5 近似 (日本塗装工業会マルセル番号)
◆黒 N-1 近似 (日本塗装工業会マルセル番号)
◆赤 7.5R4/14 近似 (日本塗装工業会マルセル番号)
◆2.5YB /12近似 (日本塗装工業会マルセル番号)
◆アクリル板をNC機械で、銘板サイズに切り抜き、文字を彫刻、ラッカー充填で仕上げ。
<用語>
熱硬化塗装・・・加熱により化学反応が起こって塗膜が形成される。硬度,耐汚染性,耐薬品性,保色性,耐熱性に優れている。
メタクリル樹脂・・・メタクリル酸エステルの重合によって作るアクリル樹脂。ポリ メタクリル酸メチル樹脂やアクリルガラスとも呼ぶ。
押出板・・・溶かしたアクリル樹脂をローラーで押し出す製造方法。 板の厚さの精度に優れる反面、溶液や薬品でヒビが入りやすい 。
キャスト板・・・2枚のガラスを重ね、アクリル原料を流し込み作り上げる製造方法。 反りが少なく曲げ加工時にヒビが入りにくい。
日本塗装工業会・・・塗料製造業の団体。塗料用標準色の発行、各種自主管理、 統計資料の発行などを行っている。