ステンレス銘板・目盛板の事例

2017年 5月 17日

内径270㎜の容器内面に容量が判るゲージの製作。周囲3㎜部分を溶接にて取り付けるため左右に余白を残す。

1、パソコン操作にてイラストレータ等のソフトウェアーで目盛板の原稿仕様に従って版下を作成。

2、専用のソフトウェアーで作成した版下データを電子化された文書のPDFデータに変換して校正データを出力。

3、前処理 = ステンレス素材の付着した油脂等の汚れを有機溶剤で油分除去の脱脂作業を行います。

4、保護膜 = ステンレス素地の性質を高めるために、素材の表面に施す加工被処理物表面処理後レジストを塗布。

5、酸化物強誘電体薄膜=  表面処理などの加熱処理工程後乾燥させます。全面に均一な厚さの化学的処理に対する保護膜を形成。

6、露光 = 露光装置を使ってパソコンで作成した版下からおこしたフィルムの表裏パターンを露光し光を当てて感光させ転写。

7、現像 =感光したフィルム上に像の形になるように紫外線の当らなかった部分が除去されます。ネガ の像を光や薬品で処理。

8、 酸化膜を密着= 焼きつけし、化学的処理した保護膜の強化を行ないます。保護膜した表面の 安定化を図る。

9、 エッチング = 腐食銅版画し、腐食凹版技法で除去された部分を刻みつけます。エッチング液で腐食剤を噴霧し不要部分が除去。

10、感光性耐食被膜 = 被処理物表面を保護していた膜を除去。保護膜を剥離することで、被処理物の所望の部分のみ刻みします。

11、外形仕上げ = 仕様に応じて、指定サイズの切断・四隅のR取り・取付け用のビス孔あけ、プレス抜きなどで仕上げます。

12、検査 = 完成したステンレスエッチング銘板全数検査を行い出荷ます。

①ステンレス素材
残留油分除去確認
①Stainless  steel
②表面保護剤塗布
感光性耐食被膜
②passivation film
③製版フイルムから
像様露光
③pattern
④ネガ現像
紫外線照射技術
④developing
⑤化学反応で腐食
金属表面腐食作用
⑤ heat-treat
⑥被処理物表面保護膜
不要な部分の除去
⑥scavenge
⑦表面に凹凸形成
文字部分が凹になる
⑦etching
⑧耐食性被膜
色充填し焼付塗装
⑧fill up

 

<用語>

イラストレータ・・・画像を点の座標とそれを結ぶ線などの数値データをもとにして演算によって再現する方式のソフトウェア。

版下・・・製版用の版を作るため文字・羅線・トンボ等記入したデザイン原稿データ。

PDFデータ・・・無料で配布されているソフトウェアーで、見たり印刷することができ、全てのパソコンで利用出来るデータ形式。

有機溶剤・・・物質を溶解する用途に用いる有機物であるものが有機溶剤。他の物質を溶解する用途に用いられる。

レジスト・・・金属の表面に薄膜状に塗布し紫外線を照射して感光させ感光部が現像液に溶かす感光性耐食被膜。

感光フィルム・・・光の照射によってフィルムに潜像が生じ物理的・化学的変化が起こし潜像を形成する。