機械彫刻用の種文字は、従来は倣い彫刻機で作成していました。文字の良さが彫刻屋の評価になり、熟練の職人が手作業で作成
した字母が、彫刻屋の財産でした。
彫刻文字の特徴は、線文字構成です。線に沿って加工機の刃物
が回転しながら移動、刃物の幅が文字の太さになります。
機械彫刻書体には日本工業規格で定められた、JIS規格文字が
あります。手彫り時代にできた規格のため、機械的に難しい文字
部分は省略してあります、はねをなくしたり、「馬」の中の「灬」を右
上がりの「一」など国語的に誤った文字があります。誤りとの指摘
されることが多いため、現在ではJIS文字を使用することが少なく
正しい文字で作成された文字を使用することが一般的です。
機械彫刻のデジタル化が進み、ソフトウェア会社が、正しい文字
で作成された線文字(ベクトルフォント)を使用して銘板や表示板
などを製作します。
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