半導体の繁栄

2017年 9月 8日

(イメージ画像)

IntelのCPUは現在発売されているのが第7世代のCoreiシリーズのコードネームKabylakeというCPUです。
今年の世界的なIT見本市台湾のComputex Taipei 2017でIntelは最新の高機能・ハイスペックなCPUのシリーズを発表しました。
新しく「Corei9」と名づけられたCPUも発表されました。
メインで紹介されたのはCoreiシリーズのBroadwell、Skylake、Kabylakeのアーキテクチャを応用した新しいCPUシリーズです。これらは「CoreX」と新たに命名されComputex Taipei 2017を前にIntelから発表されました。

またIntelは2017年5月30日に年内に新しいCoreiシリーズの第8世代CPUを発売する意向であることも発表しました。このCPUのコードネームはCoffeelakeだと言われていました。
14nmのプロセスで構成されているBroadwell、Skylake、Kabylakeに次ぐ4番目の14nmプロセスCPUです。
ちなみにCoffeelakeの次は第9世代のCoreiシリーズCPUでプロセスが10nmでコードネームはCannonlakeといわれていました。
しかし実際は今年2017年にはインテルから新しいCPUが8月21日にKaby Lake Redresh・10月にCoffee Lake・2017年中にCannon LakeのCPUが続々発表されるもようだと報じられています。ですので結果として第8世代以降のインテルCPUのコードネームの呼ばれかたはどうなるのか筆者にはわかりません。

IntelはCPU以外にも今年SSDをNAND型フラッシュメモリ以外のOptaneというメモリを開発しています。
Optaneという3D Xpointと呼ばれるメモリを独自開発したのです。
これはストレージを使用目的とする一般的なSSDではなくて、DRAMとストレージとの間で活躍することを目的として開発されたSSDです。
IntelによるとこのOptaneの開発には25年もかかったと発表しています。

以前エヌビディアのGPUやGoogleが独自で開発したTPUを記事で紹介しましたが、パソコンの頭脳をつかさどるCPUを生産し続けているIntelも着々と進化しています。

NAND型フラッシュメモリの開発は現在世界シェア1位はサムスン電子です。
このNAND型フラッシュメモリはストレージとしての使用を目的としたSSDですが、このSSDの技術開発がいまどんどん進んできています。

NAND型フラッシュメモリの生みの親は開発当時東芝所属の舛岡富士雄氏です。
舛岡氏はNOR型とNAND型フラッシュメモリの発明者です。
ですから東芝は今盛んに製造・開発されているNAND型フラッシュメモリの生みの親なのです。
東芝のメモリ事業は世界トップクラスです。
パソコン・メモリの東芝の事業自体は問題無いのでと家電店の社員さんも店内で説明してくれています。
なんとかして現在の目覚ましい半導体の進化に日本のメーカーも活躍してほしいです。