エンジンオイルの種類について

2016年 6月 14日

プリント

最近、車のエンジンオイルのランプが点灯し交換したのですが、
その際にエンジンオイルってこんなに種類があるのって驚いた筆者です。
エンジンオイルの売り場に行くと、5w-30や0w-20などの表示や、100%化学合成油部分合成油に鉱物油などの効きなれない単語のオンパレード。
今回はそんなオイルの種類についてです。

オイルの種類1 鉱物油

これは一番私達のイメージに近いオイルです。
その名の通り鉱物油は原油を蒸留して精製された昔ながらのエンジンオイルなのです。
広く一般に流通しており、価格帯が安いのが特徴です。
しかしながら耐熱性能や酸化に弱いというのも特徴の1つです。
これから紹介する化学合成油に比べて分子構造にばらつきがあるからです。
エンジンの燃費や始動性は劣りますが、こまめにメンテナンスを行えばなんの問題もおこりません。

オイルの種類2 化学合成油

原油を精製する家庭で複雑高度な家庭を施し、不純物などを可能な限り排除した高純度のエンジンオイルです。
寒い時期でもエンジンの始動性がよく、また耐熱性にも優れています。
蒸発製も低いのでムダに蒸発しないのも特徴です。
ただし高品質がゆえに、コストの面でも鉱物油に比べて高くなってしまい、よっぽど車が好きな人でないと普通の人が使うには躊躇してしまう価格帯です。
車のレースなどでも使われています。

オイルの種類3 部分合成油

鉱物油と化学合成油のハイブリットオイルです。
ベースとなる鉱物油に20パーセント以上の化学合成油を配合したものです。
鉱物油と化学合成油のいいとこどりをした感覚で使うことができます。

じゃあ結局どのオイルがいいの?

新しい車で性能面や品質面だけをみるなら化学合成油でしょう。
ただしやはりコストが嵩むのでそこはどれだけ車を利用するかなどと相談する必要が出てきます。
また古い年式の車では、そもそも化学合成油の使用を想定していないなどという問題も生じることも起こります。
種類によっては純正の鉱物油を指定している場合もあります。
結局は車との相性が一番で、その次にコスト面との相談ということになります。