認知症予防マット「コグニラダー」

2016年 5月 24日

コグニラダー・イメージ画像
高齢者に限らず、今や認知症は深刻な社会問題になっています。
その年齢は早くは40代から発症すると言われ、
10年後には約1、5倍。65歳以上の高齢者の5人に1人が発症し、
推定患者数は700万人を超えると言われています。
ですので当然、国を挙げて予防に取り組んでいる訳ですが、
その予防対策の一つとして、
運動療法の「コグニラダー」があります。
では、その「コグニラダー」とは一体どのような物なのでしょうか?

「運動療法「コグニラダー」の理論」
運動する際に、脳を同時に使う事により、
普段、脳の使われていない部位が活性化し
認知機能の改善に効果がある。と医学的にも証明されています。
(例:計算と結び付けて運動する。しりとり~等)

「コグニラダー」とは、1周約10m、もしくは直線距離にして
約7.5mからなり、約50cmのマスが連なった運動療法用マットの、名称です。
(コグニラダーを使ったエクササイズを「コグニサイズ」と言い、
これはコグニッション(認知)とエクササイズを合わせた造語の事です)

「コグニラダーの使用方法」
例えば、1マスを5歩足踏みした数を数え、その数を覚えた状態で
4歩分のマスを歩き、合計を計算する。といった具合に、
運動と計算を同時に効率的に行うことが出来る。といった仕組みになっており、
自由度の高い能動的な使い方ができるマットとなっています。

体験者の方も、「頭が熱くなる。」と言っておられるそうで、
これは脳の普段、使われなくなっている領域が活性化される事により、
脳内の広領域で血流が良くなる(増す)からだと考えられています。

個人的感想。
コグニラダーに限らず、何かをする時に、「考える」という行為は
とても重要だと思います。
それは、「する前に考える。」「やりながら考える。」「やった後で考える。」
どれも大切な事と、私自身は考えています。