製造業ニュース

再配達を防ぐ宅配ボックス

2017年 5月 12日

最近大手運輸会社のヤマト運輸が輸送料金の値上げに踏み切るというニュースが出ました。
近年躍進を続けるネット通販による配送量の増加、顧客が在宅しておらずそれによる再配達による時間・お金のコスト増、配達スタッフの人員不足などの問題が立ちはだかっています。
再配達コストの削減のためにヤマト運輸は駅構内に宅配ボックス・ロッカーを造るなど工夫を凝らしています。

ヤマト運輸のサービス
ヤマト運輸では宅配ロッカー発送サービスを展開しています。
住んでいる自宅マンションに設置してある宅配ロッカーから荷物を発送できるサービスです。
インターネットを通じて精算・発送ができます。
宅急便受取指定などもできます。
ヤマト運輸が設置拡大しているロッカーで受取指定することもできます。
また、近くのヤマト営業所・近くのコンビニなどサービス取扱店・勤務先の会社・自宅宅配ボックスなどに受取指定することができます。
価格は上がるとのことですが宅急便の受け取りのサービスは工夫され充実してきています。

郵便受けと一体化した宅配ボックスの商品の販売
パナソニックは郵便受けと一体化した宅配ボックスの商品を発売しています。
戸建住宅用宅配ボックス「コンボ」という宅配便の再配達を防ごうというコンセプトの商品です。

筆者の考えとしてはまず一般の顧客に宅急便受取指定や宅配ボックス・ロッカーの利用を広く普及するのが良いのではないかというものです。
顧客に自分に一番合った荷物の受け取り方をしっかり回答してもらうようになることが大切です。
荷物の受取に指定や返事無く受け取っている顧客はたくさんあり、いろんな荷物の受け取り方が眠っているように感じます。
受け取る側、顧客側に問題をクリアする鍵があるようにすごく感じるのです。
さらに宅配ボックスやロッカーの設置自体を増やして拡げて行くことも必要かつ大切だと考えます。
宅急便、荷物の配達・輸送のありようにはもうすぐ近くに新しい環境が待っていると考えています。

USB Type-C接続アダプター

2017年 5月 9日

日本トラストテクノロジー社はMac Bookに接続可能なUSB Type-C接続対応のマルチアダプターを発売しました。
商品名は「ZNAGO mini USB Type-C マルチアダプタ ZGMITCSL」です。
仕様としてはUSBメモリー・カードリーダー・HDD・USB接続のマウスなどを接続可能なUSB3.0端子が2つ、USB Type-C充電ポート、それにHDMI出力端子ポートなどの計4つの端子を搭載しているアダプターです。
接続方式はUSB Type-Cです。
このアダプタの対象の製品は、Mac Book Pro13/15型(2016年発売)、Mac Book12型(2015・2016年発売)の製品にのみ対応しています。

Macのノートのヘビーユーザーの方の中には新しい型のMac bookの製品には接続できるUSB端子口が少なくなってしまったと嘆いている人もいます。
このためにUSB対応の端子口の種類の多い少し前の機種のMac bookをあえて購入しているなどの声も聞きます。
動画のデータを作成・管理しているユーザーからすると接続可能端子の幅は広いほうが重宝するのだそうです。
まめに動画のデータを作成・保存管理するのは日本人らしい意見なのかもしれません。
クラウドを積極活用してデータを上手に管理すれば構わないという意見はアメリカ的なのかもしれません。
アメリカのほうが日本人よりクラウドなどを積極的に活用するPCの使い方をしているのかもしれません。
しかしiCloudを通して画像など著名人のプライベートなデータが漏れてしまった事件も発生しているのも事実です。
そんな話を聞いたその当時は何のことかよくわかりませんでしたが、最近のこの商品の発売を知って改めてこの日本トラストテクノロジー社のマルチアダプターはそれを補うものであることがわかってきました。

Apple USB SuperDriveには非対応です。
さらにスマホの接続端子はこれからUSB Type-Cになると考えられますがこのアダプタの仕様対象の製品ではないので仕様不可です。

導電性高分子・導電性ポリマー

2017年 5月 5日


高分子はポリマーとも呼びます。
導電性高分子・導電性ポリマーは電気を通す高分子化合物のことです。
導電性高分子・導電性プラスチックは「高機能プラスチック」の中の1つと位置付けられています。
導電性高分子・導電性ポリマーは高性能プラスチックとは違う高機能プラスチックに分類されているのです。

日本人化学者の功績
日本国内では化学者白川英樹氏が導電性高分子・ポリマーのポリアセチレンフィルムの合成・発見に成功しています。この功績により白川英樹氏は2000年「導電性高分子の発見と発展」でノーベル化学賞を受賞しました。
1970年代のこの合成の功績の達成は導電性高分子の研究の発展に大きく寄与しました。
1970年代に飛躍的に導電性高分子の研究が進んだのです。

導電性高分子・ポリマーについて
「導電性高分子・ポリマーの性質は導体というよりもむしろ半導体です。
有機半導体、高分子半導体などとも呼ばれています。

現在ではATMなどの透明タッチパネル、電解コンデンサ、電子機器のバックアップ用電池、携帯電話やノートパソコンのリチウムイオン電池の電極などに応用されています。
帯電防止のフィルムなどにも活用されています。

導電性高分子は電導性だけではなく発光性・製膜性を持つため有機ELへの応用もされています。
他にも有機半導体、導電性高分子をインクとしてインクジェット技術などでも活躍していて直接的に基板にパターンを作るプリンタブル回路などへの次世代への研究・実用化に活用されたりしています。
導体というよりも半導体として金属性透明導電体の代替物として注目されています。

導電性高分子・ポリマーは有機半導体としての素材としてポリアセチレンを最初として、現在では他にも芳香環のポリパラフェニレン、ポリアニリン、ポリチオフィン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリピロールなど多くの導電性高分子・ポリマーが合成されていて、研究が進んでいます。
これらは素材ごとに性能に違いがあります。」
(「」導電性高分子 wikipediaより引用)

エレクトロニック エンターテイメント エキスポ

2017年 5月 2日

最近のゲームはリアルで迫力満点、凄いですよね。テレビゲームは日本でファミコンが発売されてから30年以上経っています。その30年以上の間にゲームには様々な出来事がありました。プレイステーションがニンテンドウ64より売れたり、ゲームボーイでポケモンが生まれたり、プレイステーション2でDVDを鑑賞することが出来るようになったり、ニンテンドーDSで脳トレブームになったりと色々でした。そんな日進月歩で進化し続けるゲームですが、アメリカンのロサンゼルスに年に1度開催される世界最大のコンピューターゲーム関連の見本市があります。その名もElectronic Entertainment Expo(エレクトロニック エンターテイメント エキスポ)、通称E3です。今回はそのE3のお話です。

E3はアメリカの業界団体Entertainment Software Association(ESA)の主催で毎年5月中旬から6月初めの間の数日間に渡り開催されます。、ロサンゼルス・コンベンションセンターを会場として1週間近くに渡って行われるのです。E3に入場できるのは業界関係者、即ち流通・ゲーム制作及び報道関係者に限られます。なので一般の方は入ることが出来ません。しかし、近年ではインターネットでE3の生中継が行われており、各ゲーム関連会社の最新情報を即座に知ることが出来るのです。毎年E3の時期になると任天堂ファンやプレイステーションファンの方達の間でE3の内容が話題になります。それもそのはずです。任天堂のゲームの定番ソフトの大乱闘スマッシュブラザーズやプレイステーションの注目ゲームソフトなどはE3で大々的に発表されることがあるからです。

日本では任天堂のゲーム機とプレイステーションが競争しているのは有名です。両者ともE3の重大発表などでお互い火花を散らして競いあっています。筆者はこういった競争がゲームを進化させているのだと考えています。気になる方は今年開かれるE3で情報を集めてみては如何でしょうか。2017年のE3は6月13日火曜日から開催予定です。

PC-9801が2016年未来技術遺産に

2017年 4月 28日

2016年に重要科学技術史資料(未来技術遺産)にNEC PC-9801が「日本で最も普及した16ビットパソコン」として登録(第00221号)されました。
登録の対象となったNECのPC-9801は1982年10月に登場したNEC独自のアーキテクチャを持ったパーソナルコンピュータです。
PC-9801は16ビットのパソコンです。
PC-9800シリーズの初代機です。
PC-9800シリーズとはNECパーソナルコンピュータが開発・販売した独自アーキテクチャのパーソナルコンピュータの製品群のことです。
1982年10月発売というと筆者が産まれる前の製品ということになります。
以前マイクロプロセッサ誕生について電卓の記事で調べました。
そのマイクロプロセッサの進化の歴史の過程も含めて追ってみようと思います。

PC-9801について
PC-9801はCPUにNEC自社製のμPD8086というIntel8086・8088互換5MHzの16ビットのものを搭載していました。
他にも割り込みコントローラに16ビットのマイクロプロセッサIntel8080・8085・8086の周辺LSIであるi8259A(カスケード接続)を使用しています。
DMAコントローラにi8237を使用するなどPC-9801はインテルの8086のファミリチップを採用しています。
GDC(Graphics Display Controller)は8色カラー表示です。
16ビット外部パスとは抜き差しが出来る16ビットのCバスを採用したものです。
CバスとはNECのPC9800シリーズに搭載されていた拡張スロットで、16ビットの互換Compatible Bus拡張スロットのことです。
「ROM」とはリードオンリーメモリーの略で「読み出し専用メモリ」のことです。
RAMメモリは128KBです。「RAM」とはランダムアクセスメモリの略で「書き込み可能メモリ」のことです。
(現在のスマホの最新機種にも使われている用語なので要チェックです。)
PC-9801は高速な日本語表示のためにテキストVRAMを搭載しています。
PC-9801は普及していた8ビットPCと交換性のある役割を果たすソフトウェアN88-BASIC(86)を搭載しています。
これは、それ以前のNECの8ビットパソコンやPC8000シリーズ・PC8800シリーズの資産を継承できるような仕様になっているということです。
その上で高速化のために16ビットマイクロプロセッサを採用するといった仕様になっていました。

NEC PC-9801のマイクロプロセッサはIntel8086
マイクロプロセッサにIntel8086が採用されています。
Intel8086は当時パーソナルコンピュータに広く採用されています。
最初のマイクロプロセッサは4ビットでした。Intel4004というプログラム制御できる電卓を意図した論理設計から始まっています。
そして8ビットの世界初のマイクロプロセッサIntel8008ができました。
8ビットのマイクロプロセッサまではワイヤードロジック方式という制御方式でできていました。
そして後に16ビットのマイクロプロセッサIntel8086が登場します。
16ビットのマイクロプロセッサからマイクロプログラム方式を採用するものが出はじめます。

(「PC-9800シリーズ」、「マイクロプロセッサ」、「Intel8086」wikipediaから引用)

IoT モノのインターネット

2017年 4月 25日


IoTとはInternet of Thingsの略です。
IoTとはセンサーとインターネット等の通信機能をさまざまなモノに搭載させてそのモノを活用するものです。
モノに情報交換したり相互制御したりすることを可能にさせます。

分野別のIoT
製造業のビジネスプロセス・スマートハウス・スマートシティ・交通インフラ・オフィスビルの分野への開拓が見込まれています。
なかでも製造業のビジネスプロセス・建設業の建設機械のIoT化は仕事の向上や評価にたいへん役立つ技術です。
身近なモノ、部屋のロック・テレビ・ロボット・ウェアラブルデバイス・街灯・エアコン・スマホ・家電・自動車などへのIoTもターゲットです。

IoT活用の未来ビジョン
優れたセンサー機能と通信機能を活用するIoT製品が情報を作り出しデータが集まります。集まったデータをビックデータとして管理します。
AIがビッグデータを解析してそのデータがIoT製品に還元されてモノがスマート化するというビジョンです。

セキュリティリスク
自動車・スマートホームデバイス・医療デバイス・スマートテレビ・組み込みデバイスなどのIoT化による通信上のセキュリティの危険・問題が提唱されています。

旧式の電子部品がIoT製品で活躍
IoTの製品に搭載する電子部品は省エネ・一回の電源交換で長寿命であること・安定性などが求められるようです。
また、通信に最先端の速度を必ずしも必要としないため旧式の電子部品たちへのニーズが生まれてきています。
IoT製品化が進む中思わぬ製造現場へのグッドニュースかもしれません。

IoT製品化を見据えた新しい製品も
パナソニックはIoT製品搭載をにらんだ「ReRAM」という新しい不揮発性メモリーを2013年に開発しています。
フラッシュメモリーも不揮発性メモリーです。
不揮発性メモリーは電源が切れてもデータが残る記録媒体です。
ReRAMは「抵抗変化式メモリー」と呼びます。
従来不揮発性フラッシュメモリーの7分の1の省電力で済むあたらしい記録媒体です。
近年中に生産、量産をしていく予定のようです。

いきなりビッグデータとAIの活用は危ないのかもしれません。
AIの超知性は実現可能と言いながらも、脅威になりうると言う専門家もいます。
ひとまずは各分野専門に特化したIoT製品からデータをこつこつ収集していくことではないでしょうか。
そしてまずは人が管理すべきだと考えます。ビッグデータといろいろな各分野専門の人とが相互であたためていくべきだと思います。
IoT製品は専門的に優れていることから始まってこつこつとしたデータ収集からより相互作用、そして総合的になっていくべきです。
IoT化によってデータ収集の継続化と管理の継続化が可能になります。
集まったデータからどうするかを考えていき続けることになるのではないでしょうか。
これからの新しい経済の波となるIoTをどう波に乗り、乗り越えていくことになるのでしょう。

資源とごみを考える 2

2017年 4月 21日


農林水産省・消費者庁によると日本では食品廃棄物が年間1700万トン超排出されているそうです。
バカにならないほどの量の生ごみです。
再生利用される食品廃棄物がおよそ400万トンで、
焼却・埋め立てられてしまう食品廃棄物の量はおよそ1300万トンです。
埋め立てられてしまう食品廃棄物は深刻な問題の1つではないでしょうか。

生ごみについて
筆者は牛ふんも鶏ふんも肥料になるのだから食品廃棄物も堆肥化できないのでしょうかと考えてしまいます。
自治体によっては回収後に発酵させてコンポスト化している地域もあります。
しかし作物に有害な物質が混ざらないように徹底した分別が必要で現実はかなりの手間がかかります。
給食などは異物が含まれないので給食残飯は積極的に堆肥として利用されています。
現状は自治体によって違いはありますが生ごみの行方は燃えるごみ袋に入れられて週2回ほどの回収がなされています。
焼却・埋め立てへと運ばれているのです。
食品廃棄物は焼却の際に水分を多く含んでいるためその分だけ重油が多く消費されています。
廃棄物から水分を抜くことも廃棄の量を減らし、燃費にも貢献するようです。
生ごみの重量を減らすために生ごみに多く含まれる水分を減らす生ごみ処理機などが生まれ排出重量の削減がなされたりしています。
この生ごみの食品廃棄物から水分を抜いていく仕事だけでも価値のある仕事といえます。
そしてさらに水分を抜いて乾燥されたものは火力発電のバイオマス燃料資源として使えるという意見もありますが今のところ全て再利用というわけにはいかないです。
(「生ごみ」について wikipediaから引用)

生ごみの堆肥化
家庭での堆肥化(コンポスト化)できる機器は売られています。
生ごみを投入して発酵処理して肥料として使うというものです。
ですが肥料として活用できる土・土地がなければ使い道にならないためなかなか需要につながりません。
必要とされる土地へ安価で提供するということも1つの手かもしれません。

食品廃棄物が最終処分場へ埋め立てられないようにするにはどうすればよいのでしょうか。
最終処分場の埋め立て容量にも限りがあります。
埋め立て容量を減らす知恵が生ごみには隠れている気がします。

資源とごみを考える 1

2017年 4月 18日

ごみは一般廃棄物と産業廃棄物の2つに大きく分けられます。
それらの廃棄物は焼却処理されたり、不燃物は粗大ごみ処理施設へ運ばれたりしています。
そしてリサイクル可能なものはリサイクルされたりもしています。
焼却施設や粗大ごみ処理施設の焼却残さや不燃残さは最終処分場に運ばれて埋め立てられます。

プラスチック資源について
以前はプラスチックなどの資源を焼却するときに有害物質のダイオキシンが発生するなどの問題がありました。
最近ではプラスチックごみは高温で焼却すればダイオキシンなどの有害物質を発生させないですむことがわかっています。
高温に耐えられる焼却炉が造られプラスチックごみも焼却できるようになっています。
ですので焼却処理での有害物質の問題はクリアされています。
またプラスチック資源ごみのリサイクルも進んできています。
それでも現在でもプラスチックごみは最終処分場で多く埋め立てられています。

生分解性プラスチックに注目
そこで生分解性プラスチックが注目だと筆者は考えます。
生分解性とは土壌や海水中の微生物の酵素によって分解されることを意味します。
埋め立てられても土壌で分解可能だということです。
しかしプラスチックにはさまざまな物質があり、それがそれぞれ用途と用法や目的・条件がいろいろあって役割を果たしている物質です。
ですので埋め立てた際に環境に残ってしまうプラスチックが多量にできてしまっているのです。

生体内分解吸収性プラスチックも分解可能なプラスチック
生体内でプラスチックを分解するのに酵素を必要としないプラスチックを生体吸収性・分解吸収性プラスチックとよびます。
現在でも手術用縫合糸や骨折固定材・医用フィルム・医用不織布などにこの生体吸収性・分解吸収性プラスチックが活躍しています。

分解可能なプラスチックは貴重な物質だと筆者は考えます。
すでに埋め立てられているものもその中で何とか上手に分解・処理できるものがないものかと考えてしまいます。

眠い時に飲みたい。インスタントコーヒーができるまで。

2017年 4月 14日

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皆さんは眠いけど寝てはいけない時になにか口にしますか?
栄養ドリンクやガム、タブレットなどなどがあげられますが、古典的かつ眠気覚ましの王を忘れてはいませんか。
そうインスタントコーヒーです。
手軽に美味しく目がぱっちり。
今回はそんなインスタントコーヒーができるまでを調べてみました。

ステップ1 焙煎・抽出
世界各地から輸入した生豆を検査するところから始まります。
コーヒー鑑定士が豆の種類や大きさ、風味なんかを厳しくチェックします。
その後焙煎します。
生豆をロースターで煎ってコーヒー独特の味や香りを作ります。
煎り方1つで味わいが変わってしまうので高度な技術管理が絶対です。
ローストが終わると様々な豆をブレンドします。
そしてグラインダーで挽いていきます。
この時に粒がそろうほどおいしくなります。
このステップ最後の工程です。
大型の抽出機に熱湯を注ぎ大量のコーヒーの原液を精製します。

ステップ2 乾燥
このステップは大きく2つの方法があります。
①フリーズドライ製法
これは昇華作用を利用して乾燥させます。
ステップ1で作った原液をマイナス40℃の冷凍室で凍結させ真空状態で昇華させる。すると氷の結晶があった部分がそのまま空間として残り、大粒の粒子が残ります。この方法せ製造されたインスタントコーヒーは品質が良くアロマがよりよく保存されています。
②スプレードライ製法
原液を噴霧して、それに熱風を当てて水分を蒸発させる方法です。この方法で作られたインスタントコーヒーは細かい粉末状なのが特徴で、冷水でも簡単に溶けるのが特徴です。

ステップ3 充填・包装
ステップ2で乾燥してできたものを瓶などに充填します。
その後瓶にラベルを貼り、最終検査をを行い出荷されます。

以上がインスタントコーヒーのできるまでです。
私はアイスで牛乳に混ぜて飲むことが多いのでスプレードライ製法のインスタントコーヒーを飲んでいるのだと考えちゃいました。
皆さんも今度飲むときに製法の事なんかを考えて飲むとおもしろいかもしれませんね。

いろんな動物を真似たロボット

2017年 4月 11日

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皆さんはロボットというと何をどんな形のロボットを思い浮かべますか?
多くの日本人は某有名猫型ロボットのように二足歩行して自立するロボットを思い浮かべるのではないでしょうか?
またある人は人と対話する感情認識ヒューマノイドロボットを思い浮かべるでしょうか?

日本はよく様々な工業製品やサービスが独自の進化・発展を遂げるガラパゴス化が進む傾向があります。
ロボットに関しても大手の関心はその方向に向かっていると海外のジャーナリストは指摘しています。
ヒト型だったり娯楽用だったりとエンターティメント用ばかりのロボットが日本で作られているという指摘です。

では海外ではどうなのか。様々な例を挙げようと思います。
まずはアメリカ、ロブスター型ロボットロボロブスターです。
海底を歩きながら機雷を探します。開発者によるとロブスターが餌を探す動作が嫌い探知にうってつけだとのことです。
これに似たような海底探索のロボットはお隣韓国ではカニ型で作られています。
同じ水の中をフィールドにするロボットにクラゲ型ロボットがあります。テキサス大学が作ったロボジェリーは形状記憶合金と人工筋肉でできています。エネルギーを海水中

からとるので燃料いらずです。水質調査や生態系観察に利用されます。
魚型ロボットも研究者の間で人気です。
次世代の養殖技術とされる放牧漁業で群れのリーダー魚にして利用される計画があります。

海ときたら次は空。独フェスト社では鳥にそっくりな羽ばたく鳥型ロボットを開発しました。
翼開張が2mもあるのにわずか450gの軽さ。羽を柔らかくねじり本物の鳥そっくりに空を飛びます。
無人偵察機としての活躍が期待されます。

陸上でも様々なロボットが開発されています。
軍用犬ロボットLS3は環太平洋合同演習に参加しました。
またヘビ型ロボット、16個のモジュールからなり、各モジュールには2つの間接があります。
これによりヘビのように狭いところでも活動が可能になりました。
原子力発電所などで人が入れないようなところに侵入しての活躍が望まれます。

このように海外では軍用が絡んできて実用的なロボットが開発されています。
もちろん日本でも開発はされていますが、どうも冒頭に書いたようにロボットでもガラパゴス化が進んでいるように感じます。